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鴨鍋の季節は「冬」
鍋料理の食べたくなる季節と言えば冬ですが、鴨鍋の美味しい季節も冬です。
鴨鍋の材料となっている主な鴨は合鴨で、この合鴨は現在では飼育されているので季節を問わずに食べる事が出来る食材なのですが、やはり鴨が旬の季節は冬なので、日本各地の鴨鍋を出すお店は冬の目玉商品として鴨鍋を扱っています。
鴨の旬は、正確に言えば秋から冬です。
この時期の鴨肉は非常に美味しく、特に12月以降の鴨は脂が乗っていて最高に美味しい事で知られています。
ですので、この時期の鴨を使った鴨鍋は『季節の鍋』として大変な人気を誇っているのです。
天然真鴨は狩猟期間のみ捕獲出来る
日本全国で食べられている鴨の多くは合鴨で、これは飼育場で飼育されている鴨です。
鴨は当然、野生の動物ですので、自然界にも多く生息しています。
しかし、自然界の鴨を節操無く乱獲すると個体数を減らしてしまうので、国は狩猟期間という“狩っても良い期間”を設けてその期間だけ狩猟する事を許可しています。
つまり、飼育されている合鴨ではない天然の真鴨は、狩猟期間だけしか獲る事が出来ないのです。
そのため、この期間中に獲れた野生の真鴨の肉は非常に高価な値段で取り引きされ、味も最高に美味しい事で知られています。
真鴨の狩猟期間は、本州では11月15日から2月15日で、北海道では10月1日から1月31日までとなっています。
この期間は、野生の真鴨を使った鴨鍋を食べさせてくれるお店も現れます。
夏に食べる鴨
鴨の旬の季節は冬ですが、合鴨は養殖されていますので、野生の真鴨ではなく飼育されている合鴨であれば1年中食べる事が出来ます。
現在では肉の保存技術も進歩しているので、夏のギフトとして「鴨鍋セット」や「鴨肉の詰め合わせ」なども販売されています。
鴨料理のお店でも、あまり鍋が好まれない季節である夏に合わせて、鴨肉を使った冷しゃぶのような夏メニューを考案してお客を呼び込んだりもしています。
今や、鴨は1年中美味しく食べる事が出来る食材なのです。
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